PandasとMatplotlibの基本的な使い方
PandasとMatplotlibは、データ分析と可視化に非常に便利なPythonライブラリです。以下に、それぞれの基本的な使い方を示します。
Pandasの基本的な使い方
Pandasは、データフレーム(表形式のデータ)を扱うためのライブラリです。まずはPandasをインポートしましょう。
import pandas as pd
次に、データフレームを作成します。以下は、辞書からデータフレームを作成する例です。
data = {
'Name': ['John', 'Anna', 'Peter'],
'Age': [28, 24, 35],
}
df = pd.DataFrame(data)
Matplotlibの基本的な使い方
Matplotlibは、データをグラフにプロットするためのライブラリです。まずはMatplotlibをインポートしましょう。
import matplotlib.pyplot as plt
次に、データをプロットします。以下は、リストからデータをプロットする例です。
x = [1, 2, 3, 4, 5]
y = [2, 3, 5, 7, 11]
plt.plot(x, y)
plt.show()
これらの基本的な使い方をマスターすれば、PandasとMatplotlibを用いて、より複雑なデータ分析と可視化を行うことができます。次のセクションでは、これらのライブラリを用いてサブプロットを作成する方法について説明します。お楽しみに!
サブプロットの生成方法
Matplotlibのsubplot
関数を使用すると、複数のプロットを一つの図に表示することができます。以下に、基本的な使い方を示します。
まずは、必要なライブラリをインポートします。
import matplotlib.pyplot as plt
import pandas as pd
次に、サブプロットを生成します。subplot
関数の引数は、行数、列数、そしてプロットのインデックスです。
plt.figure()
# 1つ目のサブプロット
plt.subplot(2, 1, 1) # 2行1列の1つ目
plt.plot([0, 1, 2, 3, 4], [0, 1, 4, 9, 16])
# 2つ目のサブプロット
plt.subplot(2, 1, 2) # 2行1列の2つ目
plt.plot([0, 1, 2, 3, 4], [0, -1, -4, -9, -16])
plt.show()
このコードは、2つのサブプロットを生成します。1つ目のサブプロットには、二乗の関数がプロットされ、2つ目のサブプロットには、負の二乗の関数がプロットされます。
このように、subplot
関数を使用すると、複数のプロットを一つの図にまとめて表示することができます。次のセクションでは、複数のデータフレームをサブプロットにプロットする方法について説明します。お楽しみに!
複数のデータフレームをサブプロットにプロットする方法
PandasのデータフレームとMatplotlibのsubplot
関数を組み合わせることで、複数のデータフレームを一つの図にサブプロットとしてプロットすることができます。以下に、その基本的な手順を示します。
まずは、必要なライブラリをインポートします。
import matplotlib.pyplot as plt
import pandas as pd
次に、プロットするためのデータフレームを2つ作成します。
# データフレーム1
data1 = {
'X': [1, 2, 3, 4, 5],
'Y': [2, 3, 5, 7, 11],
}
df1 = pd.DataFrame(data1)
# データフレーム2
data2 = {
'X': [1, 2, 3, 4, 5],
'Y': [0, -1, -4, -9, -16],
}
df2 = pd.DataFrame(data2)
そして、これらのデータフレームをサブプロットにプロットします。
plt.figure()
# 1つ目のサブプロット
plt.subplot(2, 1, 1) # 2行1列の1つ目
plt.plot(df1['X'], df1['Y'])
# 2つ目のサブプロット
plt.subplot(2, 1, 2) # 2行1列の2つ目
plt.plot(df2['X'], df2['Y'])
plt.show()
このコードは、2つのサブプロットを生成し、それぞれに異なるデータフレームのデータをプロットします。このように、複数のデータフレームを一つの図にサブプロットとしてプロットすることができます。次のセクションでは、サブプロットの見た目を変更する方法について説明します。お楽しみに!
サブプロットの見た目を変更する方法
Matplotlibは、プロットの見た目を細かく調整するための多くのオプションを提供しています。以下に、サブプロットの見た目を変更する基本的な手順を示します。
まずは、必要なライブラリをインポートします。
import matplotlib.pyplot as plt
import pandas as pd
次に、プロットするためのデータフレームを2つ作成します。
# データフレーム1
data1 = {
'X': [1, 2, 3, 4, 5],
'Y': [2, 3, 5, 7, 11],
}
df1 = pd.DataFrame(data1)
# データフレーム2
data2 = {
'X': [1, 2, 3, 4, 5],
'Y': [0, -1, -4, -9, -16],
}
df2 = pd.DataFrame(data2)
そして、これらのデータフレームをサブプロットにプロットし、見た目を変更します。
plt.figure()
# 1つ目のサブプロット
plt.subplot(2, 1, 1) # 2行1列の1つ目
plt.plot(df1['X'], df1['Y'], color='red', linestyle='--', marker='o')
plt.title('Subplot 1')
plt.xlabel('X')
plt.ylabel('Y')
# 2つ目のサブプロット
plt.subplot(2, 1, 2) # 2行1列の2つ目
plt.plot(df2['X'], df2['Y'], color='blue', linestyle=':', marker='x')
plt.title('Subplot 2')
plt.xlabel('X')
plt.ylabel('Y')
plt.tight_layout()
plt.show()
このコードは、2つのサブプロットを生成し、それぞれに異なるデータフレームのデータをプロットします。さらに、color
, linestyle
, marker
オプションを使用して、プロットの見た目を変更しています。また、title
, xlabel
, ylabel
関数を使用して、タイトルと軸ラベルを設定しています。最後に、tight_layout
関数を使用して、サブプロット間のスペースを自動調整しています。
このように、Matplotlibの多くのオプションを使用することで、サブプロットの見た目を自由に変更することができます。次のセクションでは、サブプロット間でx軸、y軸を共有する方法について説明します。お楽しみに!
サブプロット間でx軸、y軸を共有する方法
Matplotlibでは、subplots
関数を使用することで、複数のサブプロット間でx軸やy軸を共有することができます。以下に、その基本的な手順を示します。
まずは、必要なライブラリをインポートします。
import matplotlib.pyplot as plt
import pandas as pd
次に、プロットするためのデータフレームを2つ作成します。
# データフレーム1
data1 = {
'X': [1, 2, 3, 4, 5],
'Y': [2, 3, 5, 7, 11],
}
df1 = pd.DataFrame(data1)
# データフレーム2
data2 = {
'X': [1, 2, 3, 4, 5],
'Y': [0, -1, -4, -9, -16],
}
df2 = pd.DataFrame(data2)
そして、これらのデータフレームをサブプロットにプロットし、x軸とy軸を共有します。
fig, axs = plt.subplots(2, 1, sharex=True, sharey=True) # x軸とy軸を共有
# 1つ目のサブプロット
axs[0].plot(df1['X'], df1['Y'], color='red', linestyle='--', marker='o')
axs[0].set_title('Subplot 1')
# 2つ目のサブプロット
axs[1].plot(df2['X'], df2['Y'], color='blue', linestyle=':', marker='x')
axs[1].set_title('Subplot 2')
plt.tight_layout()
plt.show()
このコードは、2つのサブプロットを生成し、それぞれに異なるデータフレームのデータをプロットします。さらに、sharex=True
とsharey=True
を設定することで、すべてのサブプロットが同じx軸とy軸を共有します。これにより、異なるサブプロット間でデータの比較が容易になります。
以上が、サブプロット間でx軸、y軸を共有する方法です。これらのテクニックを活用して、データの可視化をより効果的に行いましょう!